アート・アーカイヴのいま

2016-04-21
2016-04-24 一部内容を書きかえました。


「アート・アーカイヴのいま」の案内です。


アート・ドキュメンテーション学会美術館図書室SIG・独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所主催でアート・アーカイヴをテーマにした下記の研究会を開催します。
ドイツの美術史研究者にしてアーキヴィストであるビルギト・ヨース氏のご講演(英語による講演、日本語要約付き)およびJADS会長の前田富士男氏にご発表いただきます。
※参加費無料。JADS非会員の方もご参加いただけます。
 事前申し込みの上、奮ってご参加ください。
http://www.tobunken.go.jp/info/artdoc/index.html

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研究会「アート・アーカイヴのいま」

日時: 2016年5月14日(土)14:00-16:00(13:30 受付開始)
会場: 東京文化財研究所 セミナー室(地階)
(〒110-8713 東京都台東区 上野公園13-43)
地図はGoogleマップ参照(http://www.tobunken.go.jp/japanese/googlemaps.html
主催: アート・ドキュメンテーション学会美術館図書室SIG・
独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所
後援: 神奈川県立近代美術館・公益財団法人吉野石膏美術振興財団
使用言語: 日本語、英語(通訳あり)
参加費: 無料(定員約80名)
参加申込方法:
2016年5月7日(土)までに下記フォームにお名前(よみ)・ご所属・メールアドレスを記入してお申し込みください。
http://www.tobunken.go.jp/info/artdoc/index.html

開催趣旨:
ドイツでは19世紀以降、学術・美術資料のアーカイヴが多数成立し、いわば自
然科学領域における「実験室」とともに、人文・社会科学領域におけ る「リ
サーチ・アーカイヴ室」が学術を支えてきた。図書館や博物館の持つ普遍性志向
の機能と重なるとはいえ、アーカイヴは特殊性や個別性に知の根源を追究す
る。こうしたアーカイヴ環境を担ってきたアナログ的な情報オーダーは、1990年
代からデータベースを基盤とするデジタル環境のもとで さらに飛躍する局面を
迎えた。
この状況はしかし、21世紀のコンピュータ・アイコンの革命的膨張がもたらす
周知の「アイコニック・ターン(画像論的転回)」の問題をつきつけ てやまな
い。芸術制作とは本来、ごく個別的な価値体験と生活環境とが交通する特殊な出
来事にほかならず、その過程をめぐる資料の収集・保存・研 究・開示が「アー
ト・アーカイヴ」の基本活動であろう。けれども現代では、グローバルなビッ
グ・データが文化的関心を集めてやまない。こうした大 きな転換期に直面する
われわれは、ここに現代ドイツのアート・アーカイヴ活動を主導するアーキヴィ
ストで美術史学者ビルギト・ヨース氏を迎え、あらためて「アーカイヴ」の意
義と課題を問うこととしたい。


プログラム:
研究発表 14:00-15:20

前田富士男(中部大学客員教授慶應義塾大学名誉教授) 14:00-14:20
「芸術図書館とアーティスト・アーカイヴ――ドイツの伝統と<アイコニック・ターン>」

ビルギト・ヨース(博士/ドクメンタ・アーカイヴ所長<次期>) 14:20-15:20
「ドイツにおけるアート・アーカイヴ――その概要」
(英語による講演、日本語要約付)

全体討論 15:30-16:00

モデレーター:川口雅子(国立西洋美術館
通訳:枝村泰典


問い合わせ先:
東京文化財研究所 文化財情報資料部
〒110-8713 東京都台東区上野公園13-43
電話:03‒3823‒2264 ファックス:03‒3823‒2441
E‒mail: kjkenkyukai■tobunken.go.jp
http://www.tobunken.go.jp/


JADS(アート・ドキュメンテーション学会)
http://www.jads.org