日本写真学会「画像保存セミナー」

2009-09-02

日本写真学会による、「画像保存セミナー」が開催されます。JADSにおいても、種々の画像資料を対象とします。特に近年のデジタル画像のあつかいが大きな課題であると思い、ここに紹介、掲載します。


2009年10月30日 東京都写真美術館

日本写真学会
http://www.spstj.org/index.html

平成21年度 画像保存セミナー
http://www.spstj.org/event/nissya_e_syosai_32.html
※ここから、参加申し込みフォームにリンクしてあります。事前申し込み、有料です。

チラシPDFから一部引用します。

 近年、写真産業界では、銀塩写真関連の規模の縮小が急速に進み、その一方でデジタル化の波が加速してまいりました.このような産業構造の変革によって画像保存を取り巻く状況が変化するとともに,画像保存に対する意識が様々な分野で高まっております。
 今回のセミナーでは、デジタルカラー写真プリントの画像保存性評価、デジタルファクシミリの制作、殺菌・静菌効果を有する酵素濾紙、図書館の資料保存、写真原板の概念、フィルム保存の現状、文化財写真としてのデジタル写真画像など広範囲にわたる内容で構成しております。

プログラムの概要は以下のとおりです。詳細は、上記のホームページで御確認ください。

プログラム

■講演1
画像技術と図書館の資料保存 -Looking backward and forward-
     資料保存研究者・元国立国会図書館副館長 安江明夫
■講演2
高品質な貴重書デジタルファクシミリの制作
     慶應義塾大学 樫村雅章
■講演3
文化財保存へのアプローチ『気相中で殺菌・静菌効果を有する酵素濾紙』
     日揮ユニバーサル(株) 磯前和郎
■講演4
写真原板とは何か
     東京都写真美術館 金子隆一
■講演5
「我が国の写真フィルムの保存・活用に関する調査研究」について
     (社)日本写真家協会 松本徳彦

■講演6
文化財等の写真記録に関するガイドライン策定の取組みについて
     オリンパスイメージング(株)
     (文化財写真ガイドライン検討グループ) 吉田英明
■講演7
JEITA規格「デジタルカラー写真プリント画像保存性評価方法」について
     セイコーエプソン(株) (JEITA) 加藤真一

JADS(アート・ドキュメンテーション学会)
http://www.jads.org/