2016年度アート・ドキュメンテーション学会年次大会(予告)

2016-01-22


2016年度の年次大会のお知らせと、研究発表の募集です。


2016年度の年次大会は現在準備中ですが、以下のような要領で開催を予定しております。例年通り、年次大会の2日目には公募研究会を予定しておりますので、会員の皆様の積極的なご応募をお待ちしております。


1. 会場:奈良国立博物館


2. 日程


(ア) 大会全体:
(1). 6月11日-12日の土日
(2).構成1日目:シンポジウム 2日目:公募研究会(午前)+総会(午後)


(イ) 公募研究会:
(1). 発表申し込み締め切り:2月29(月)
 ・ 発表希望の方は jadsevent■gmail.com  宛てに(お名前、ご所属、発表タイトル、論点を明確にした200字以内の発表要旨)をお送りください。
 ・ 審査の上で3月上旬までに可否をお伝えいたします。
 ・ 公募研究集会のテーマは、1日目のシンポジウムのテーマに制約されることはありません。アート・ドキュメンテーションに関する幅広いテーマを受付けます。
(2).予稿締切:4月22日(金)


3. シンポジウム
(ア) テーマ:文化財写真のいまとこれから(仮題)
(イ) 趣旨:写真の誕生以来、文化財は重要な被写体の一つとなり、現在まで様々な文化財が写真におさめられてきました。また近年では、それらの文化財を写した写真自体が新たな文化財として認識されるようになり、文化財写真のデジタル化も各方面で進展しています。そして文化財写真のデジタルイメージは、デジタルコンテンツとして保存・公開されるだけではなく、最新の印刷技術を用いて図録や刊本にも使用されています。このように、文化財をめぐるイメージは、現物と複製という関係だけではなく複製資料が新たな「現物」として認識され、さらにアナログとデジタルの両者を往還するような関係になりつつあります。またこれらの写真は文化財を忠実に後世に伝える「記録」としての役割を持つ一方で、文化財を新たな観点からみつめる「表現作品」となることもあります。本シンポジウムではこうした多面的な側面を持つ文化財写真をめぐるこれまでの経緯と最新の動向を俯瞰しながら整理し、今後の文化財写真のあり方を展望します。


JADS(アート・ドキュメンテーション学会)
http://www.jads.org