第69回デジタルアーカイブサロン

2016-08-13


第69回のデジタルアーカイブサロンの案内です。学会MLより転記します。


グレートインターナショナルの木村です。
本日は8月12日。31年前の日航機墜落事故の日です。
このような災害は二度と起きてほしくないものです。


そして、5年と5か月を経過した東日本大震災
震災から4か月目を迎えようとしている熊本地震
今回は被災地でもある福島県相馬市にある相馬高校放送局が制作した、
高校生の手による放送アーカイブを見ていただきます。
彼ら彼女らの活動を通して、今、私たちが何を感じ、何を参考とするのか。


残暑の残る東京で、元相馬高校、現在も被災地である福島県新地町にある、新地
高校に勤務されている先生をお招きして、いくつかの映像を見ながら、お話をう
かがおうと思います。
以下が概要です。


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第69回デジタルアーカイブサロン


テーマ:相馬クロニクル上映会:相馬高校放送局水俣への道
話し手:渡部義弘(わたのべよしひろ)さん
    福島県立新地高校教諭、元相馬高校放送局顧問


相馬高校放送局は高校生の視点で震災を伝える活動を震災直後からしてきました。
これらの活動は東京新聞朝日新聞オピニオン欄などで大きく取り上げられ、
2013年には高校生として初めて日本ジャーナリスト会議特別賞を受賞しました。
(高校生作品のノミネート自体が初めてのことでした)。


この受賞に大きく寄与した「今伝えたこと(仮)」は現在でも
全国各地から上映の問い合わせが来ています。
同年7月には第60回NHK杯全国高校放送コンテストテレビドキュメント部門で
「相馬高校から未来へ」が最優秀賞を受賞しています。


福島におけるコンテストのみ評価は低いのですが、
マスメディアでは取り上げられない高校生の声を聞くことができると、
国内はもとより国外でも高い評価を受けています。


これらの作品群は震災直後に入学した生徒たちが制作したものです。
また、これらの先輩の意志を受け継いだ後輩達が制作した作品群は
数々のコンペで受賞を重ねました。


「ちゃんと伝える」は審査委員長である大林監督に絶賛された作品です。
2015年の作品「いつかきっと」は受賞こそ逃したものの、
すでに複数のメディアで作品が取り上げられ、水俣語り部の方々や水俣の支援
をされている方々から賞賛されています。


今回は2011年から2015年までの作品群を上映し、
震災直後に福島の高校生が感じたこと水俣から相馬高校放送局が学んだことを
作品を通してご覧いただきたいと考えています。


2013年4月と2015年1月それぞれ水俣に伺い、その時に感じたこと考えたことを作
品にしています。
上映後は質疑応答も行います。


東日本大震災を高校生がどのようにとらえたかを観賞するとともに、
このようなコンテンツを如何にアーカイブして残すかについて考えたいと思いま
す。


話し手:渡部義弘(わたのべ よしひろ)さん
高校時代は福島県立相馬高校放送局所属。
2006年より相馬高校放送局顧問。震災直後から生徒と共に震災を伝える活動を始める。
現在は震災後の相馬高校放送局の卒業生の作品上映を主たる活動目的とする
「相馬クロニクル」主宰。
福島県立新地高校教諭。ずっと福島県民で太陽の塔と同い年。


上映予定作品:
「緊急時避難準備不要区域より」2011年制作(音声ドキュメント)7分 県大会優良
「今伝えたいこと(仮)」(2013年最終公演記録)32分
「相馬高校から未来へ」2013年6月制作(映像ドキュメント)8分
「Blind」2014年5月制作(ラジオドキュメント)7分 県大会優良
「ちゃんと伝える」2014年5月制作(映像ドキュメント)8分  
  大塚ショートフィルムフェスティバル(中高生部門)入選
  高校生映像フェスタ大林宣彦特別賞
「いつかきっと」2015年5月29日制作(映像ドキュメント)8分
  7月放送NHK「被災地からの声」で一部引用
  NHK9月放送とっておきサンデーでも放送
  KAB(熊本朝日放送)で8月特集放送


日時:2016年8月19日(金)
   18時30分から22時
   20時頃からは軽食も交えながら討議
場所:科学技術館 6階 第1会議室
   入口(エントランス)に入ると右にエレベータが
   ありますので、それで上にあがってください。
   東京都千代田区北の丸公園2番1号
会費:1,000円(資料代と飲食代も含めて)


いつものとおり18時頃よりボチボチ集合して18時30分スタート。
20時頃から飲食しながらのディスカッション。そして22時解散という予定です。
会費1000円には資料代、お茶代、お菓子代、20時からの代金一切を含みます。


木村の携帯電話:090-4076-9608です。
参加できる方はメールください。kimura■great-inter.com


 *なお、今後デジタルアーカイブサロンに関するご案内が不要な方は、
お手数ですが、木村までメールをお願いいたします。
e-mail kimura■great-inter.com

 *また、出欠やご質問等の本メールへの返信は木村あてにお願いします。
直接返信をされると、JADSの全会員に送付されてしまいますので、
ご遠慮ください。


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木村裕文 KIMURA Hirofumi
株式会社グレートインターナショナル
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JADS(アート・ドキュメンテーション学会)
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