第60回デジタルアーカイブサロン

2015-10-05


第60回デジタルアーカイブサロンの案内です。学会MLから転記します。


ラティオインターナショナルの木村です。
スーパームーンの仲秋の名月も過ぎ、爽やかな秋を迎えています。
バングラデシュでは海外支援をしている日本人がISの犠牲になり、
やはり、恐れていた方向へ行きそうで心配しています。


今回の「平和安全法制」、「積極的平和主義」でもっとも危険な
状態に晒されるのは、海外で平和活動をしているNGOの職員や
国連関係の日本人職員になるのでしょう。皮肉なものです。
海外へ仕事で出かける方は是非、充分に慎重に注意深く行動して下さい。
ご無事を祈ります。


さて、そんな少し不穏空気が流れる中ですが、
10月9日(金)はいつも通り、デジタルアーカイブサロンを開催します。


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第60回デジタルアーカイブサロン


日 時:2015年10月9日(金)
    18時30分(午後6時30分)から22時(午後10時)
    20時(午後8時)からは軽食も交えながら


場 所:科学技術館 6階 第2会議室
    入口(エントランス)に入ると右にエレベータが
    ありますので、それで上にあがってください。
    東京都千代田区北の丸公園2番1号
会 費:1,000円(資料代と飲食代も含めて)


発表1:失われる建築物の価値をいかに記録し、伝えるべきか
    〜調査記録方法の標準化をめざして〜
話し手:加藤雅久さん (居住技術研究所 主宰)
概 要:(ご本人から)
 建築分野では、一品生産の建物をよく「作品」と呼びます。
 この2文字からは建築の美と技法に対する並々ならぬ思いが伝わってきます。
 一方、多くの建物が経済性、安全性、そして、時には政治的要因から
 消失します。


 建物の「文化財的価値」と「存続性」は別のファクターですが、
 指定文化財はルールに従い品質を確保された調査記録が作成されるのに対し、
 解体される建物にはルールが無く、多くの場合、調査すら行われません。

 この発表では、JADS年次大会では「言えなかった」話を盛り込みつつ、
 解体調査記録の「標準化」という無謀な取り組みの珍道中と、その現在進行形
 をご紹介します。


発表2:今年もいろいろありました
    〜SAAクリーブランド大会の報告〜
話し手:筒井弥生氏 (アーキビスト)
概 要:(ご本人から)
 8月16日から23日、オハイオ州クリーブランドで開催された
 米国アーキビスト協会2015年大会において、クリーブランド州立大学、
 ケント州立大学、クリーブランド市カウンシル、カトリック教会などの
 アーカイブズを見学し、さまざまなプログラムに参加しました。


 認定アーキビストになったので、これまでにない体験もありました。
 例年通り、“書けない話”を中心に写真をご覧に入れながら報告します。


というわけで、いつものとおり18時頃よりボチボチ集合して18時30分スタート。
20時から飲食しながらのディスカッション 。そして22時解散という予定です。
会費は1000円には資料代、お茶代、お菓子代、20時からの代金一切を含みます。


皆様、ご参加お待ちしております。


以下に次回の予定です。

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第61回デジタルアーカイブサロン 予定
日 時:2015年11月13日(金) 18時30分から
場 所:科学技術館(予定)
話し手:平野泉氏 (立教大学共生社会研究センター)
    ほか図書館総合展の報告など


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木村裕文
株式会社ラティオインターナショナル
〒113-0033 東京都文京区本郷5-1-16 NP-2ビル
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JADS(アート・ドキュメンテーション学会)
http://www.jads.org