第44回デジタルアーカイブサロン

2014-04-10


第44回のデジタルアーカイブサロンについての案内です。学会MLより転記します。


ラティオインターナショナルの木村です。
ここ、東北、福島でも桜が咲き始めています。
さて、今週4月11日(金)は第44回デジタルアーカイブサロンです。
テーマは、「津波で流された歴史的建造物の再建の試み −福島県新地町
観海堂の挑戦−」です。


福島県新地町では現在の小学校の前身にもなる学校が江戸時代に作られている。
茅葺屋根のその施設は、東日本大震災で不幸にも流されてしまった。
新地町の人々にとって、それは大切な故郷の情景のひとつであった。


県指定の文化財でもあるその施設は沿岸部の埋め立て、かさ上げ工事を理由にして県の指定をはずそうという動きすらある。
新地町の文化財復興委員会では外部の有識者も招いて観海堂の復興、再建を目指している。


そこで、まず現存している建築図面と写真から作られた冊子のデジタル化(PDF化)を行った。
その後、この画像(図面)をもとにバーチャルの観海堂を作る計画もある。


今回のサロンでは、この図面のPDF(400dpi)を見ながらこ間の経緯と今後の計画をお伝えするとともに、デジタル化を行った株式会社ムサシにその手法と最新技術についてお話しいただく予定である。


今後の3DCG、あるいはARなどバーチャル観海堂の制作に興味のある方、建築アーカイブを研究されている方、企業の方々にもぜひお集まりいただきたい。
今後、新地町は新たな提案も受け入れる用意もある。
是非、斬新な企画提案を期待したいところだ。


今回のサロンでは今回PDF化された図面や残された資料から制作できる
様々なアイデアを議論したい。
いわば公開の仕様説明会のようなものになるかもしれない。
多くの方の参加をお待ちしたい。


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第44回デジタルアーカイブサロン
日 時:2014年4月11日(金)18時30分(午後6時30分)から22時(午後10時)
    20時(午後8時)からはお酒も交えながら
テーマ:「津波で流された歴史的建造物の再建の試み −福島県新地町
観海堂の挑戦−」
話し手:①木村裕文(株式会社ラティオインターナショナル)
    ②株式会社ムサシ
場 所:科学技術館 6階 第2会議室
    入口(エントランス)に入ると右にエレベータがありますので、
    それで上にあがってください。
    東京都千代田区北の丸公園2番1号
    http://www.jsf.or.jp/map/
会 費:1,000円(資料代と飲食代も含めて)


いつものとおり18時頃よりボチボチ集合して18時30分スタート。
20時から飲食しながらのディスカッション 。そして22時解散という予定です。
会費は1000円には資料代、お茶代、お菓子代、20時からのお酒の代金一切を
含みます。


JADS(アート・ドキュメンテーション学会)
http://www.jads.org