Art Archives-three:アーカイヴ再考 - 資料体とインターフェイス

2013-03-06


JADSのMLより転載します。


JADSのみなさま


慶應義塾大学アート・センター、アーカイヴ担当の本間です。
3月末に開催される芸術関連資料のアーカイヴ化に関するシンポジウムのご案内です。

アート・センターでは、2011年より、芸術に関する資料のアーカイヴ化について、さまざまな専門領域からパネリストを招いてディスカッションを行うシンポジウム・シリーズ「アート・アーカイヴ・シンポジウム」を毎年開催してきました。


本年は、このシンポジウム・シリーズの最終回として、「Art Archives-three:アーカイヴ再考 - 資料体とインターフェイス」を開催します。


美術館/文学館の現場、保存/梱包の現場、データベースの現場、アーカイヴの現場、この4つの現場の専門家同士が、自らの経験を元に対談形式でアーカイヴについて語り合い、フロアからのディスカッションも交えてあらためて「アーカイヴ」を問います。


シンポジウムの後には、アーカイヴに対する関心を共有する参加者のみなさんが交流し、情報交換をする場として「Tea Talk(茶話会)」を用意しています。お茶を飲みながら、シンポジウムの感想やお互いの関心をカジュアルに語る場となればと思っておりますので、こちらも是非ご参加ください。


年度末でみなさまお忙しいかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。


本間


== 以下転送・転載自由 ==


▼ シンポジウム「Art Archives-three:アーカイヴ再考 - 資料体とインター
フェイス」
http://art-archives.org/2013/01/22/art-archive-three/


「アーカイヴ」と言う言葉を本当によく耳にするようになりました。一方で
「アーカイヴ」が指示し志向するものは実に様々で、この語をめぐる状況は一層混沌としているようにも見えます。しかしながら、「アーカイヴ」が少しずつ市民権を得ようとしているのであれば、それはやはり歓迎すべきことではないでしょうか。恐らく大切なことは、ここでアーカイヴについて再考すること、いやむしろ、思考しつづけることではないでしょうか。


第1 回では「継承と活用:アーカイヴの「ある」ところ」、第2 回では「プラットフォームの形成にむけて」をテーマとし、芸術に関わるアーカイヴの実践とそれを取り巻く相互交流の可能性やコニュニケーションの問題を取り上げてきました。最終回の今回は、これまでの議論を踏まえ、アーカイヴを構成する資料の実体と、顕在化と共有化を担うインターフェイスに着目しながら、「アーカイヴ」についてあらためて議論をしたいと思います。


□ 日時
2013年3月23日(土)10:00〜16:30[9:45 開場]
10:00−15:00 [セッション・ディスカッション]
15:10−16:30 [Tea Talk(茶話会)]
※いずれか一部だけの参加も可能です。
※ 「Tea Talk」は、参加者とパネリスト、また参加者同士がお茶を飲みながら交流する小さな懇親会です。


□ 会場・参加費
慶應義塾大学 三田キャンパス東館 8Fホール(定員100名前後)


□ 事前申し込み制:
シンポジウム(資料代) 1,000円
Tea Talk(茶話会) 800円


□ 登壇者
【パネリスト】
矢野 進[世田谷美術館学芸員/美術課主査]
泉沢 茂男[(有)トップアート鎌倉・代表取締役
森 洋久[国際日本文化研究センター日文研)文化資料研究企画室 准教授]上崎 千[慶應義塾大学アート・センター・同大学非常勤講師]


【司会/セッション・コーディネーター】
渡部 葉子[慶應義塾大学アート・センター教授/キュレーター]


【ディスカッション・コーディネーター】
水沢 勉[神奈川県立近代美術館館長]


□ お問い合わせ・お申込み
アート・アーカイヴ・プロジェクト(東京パブリッシングハウス内)
TEL 03-5472-0370 / FAX 03-3433-1383
http://art-archives.org/2013/01/22/art-archive-three/


JADS(アート・ドキュメンテーション学会)
http://www.jads.org