アーカイヴの現場

2010-05-27

JADS(アート・ドキュメンテーション学会)の2010年度年次大会は、慶應義塾大学アート・センターと共催で開催されます。その当日のアート・センターでの展覧会の案内を記します。

なお、JADSの年次大会は、6月12・13日、慶應義塾大学で開催です。
http://www.jads.org/news/2010/20100612.html

アーカイブの現場
http://www.art-c.keio.ac.jp/event/log/321.html

アート・アーカイヴ資料展V


「現場」とは何かが起こっている場所、あるいは起こった場所、または作業が進行している場所を指します。また、研究室や会議室など、ある意味で概念的な物事が進行する場に対して、現実的な物事が生成する場を対比的に示す言葉でもあります。

一方で、アーカイヴィングというプロセスが、資料を生成の場から引き離し、再編成する作業であるとすれば、アーカイヴにとっての「現場」とは何か、という問いは、単純な作業の場にとどまらない、別の側面を引き出します。

5回目を迎えるアート・アーカイヴ資料展では、アーカイヴの実践プロセスを伺わせる展示を通して、現場がもつ臨場感の一端を味わっていただくとともに、土方巽瀧口修造油井正一、ノグチ・ルームという、性質の異なる資料体のそれぞれに投げかけられた「現場」という問いによって、「アーカイヴの現場」そのものを考える機会となれば幸いです。


日時

2010年6月4日[金]- 13日[日](6日 休)12:00-18:00

会場

慶應義塾大学三田キャンパス 東館展示スペース 入場無料
(港区三田2−15−45 JR田町駅都営地下鉄三田駅から徒歩8分)

主催

慶應義塾大学アート・センター

問い合わせ

慶應義塾大学アート・センター

TEL:03–5427–1621 FAX:03–5427–620

ex-archive5■adst.keio.ac.jp


JADS(アート・ドキュメンテーション学会)
http://www.jads.org